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先日、京都髙島屋で開催された、DESIGN DIALOGUES「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」に行ってきました。

一つ一つ作品をじっくりと鑑賞して、デザイナーの研ぎ澄まされた感性に感銘を受けたし、受賞する作品は光って見えるのだなぁと思いました。

実力のある人達は数多くいるわけだけど、選ばれた作品から放たれている光みたいなのは一体なんだろう、人間はどこで感じ取っているんだろうと受賞作品を見つめながら考えていました。

すごい作品って目の前にした瞬間、思考が止まる。感性だけが動いて、後から思考が動き出す感覚になる。

また、デザインというのは一寸の乱れがない、研ぎ澄まされたものがトップにいくのだなと感じた。本当に、揺らぎがない。

作品から感じた無駄を省いた削りに削ったアーティストの試行錯誤した痕跡や、作品への想いを感じ取って感動しました。

Julien Laguesteさんが制作したサイドテーブルの吸い込まれる藍色がすごく印象に残ったし、手で触れたらそのまま沈みそうな透明感に見惚れた。

また、Sebastian Herknerさん、Michael Anastassiadesさんが制作した編み込みの椅子が脳裏に焼き付いている。幾何学模様の編み込みの部分に、何故あんなに惹きこまれたのか自分でもよく分からない。シンプルなのに、奥深い。

無意識が関係しているのかなと考えたり。そもそもセンスって、無意識の世界な気がする。心地よく感じる絶妙なバランスを自分の感性に問いかけ続けて追求していく内に、人間が茫然と立ち尽くすバランスに辿り着くのかな、と。

私は、下書きやスケッチで準備をしていても描いている最中に新しい発見を見つけて、こんな表現もあるなとか考えてイノベーションを楽しむタイプなのだけど、世の中の作家さんたちはどう考えながら制作しているのだろう。もっと色んなアーティストについて調べて、思考や制作意図を知りたいと思いました。

展示会とは関係ない話しだけども、フランス繋がりということで展示会の帰りにずっと行きたかったフォション京都ホテルでティーなどを買って帰りました。(フランス好き)

そこでもフォションのパッケージデザインに唸った。フランスってなんであんなにハイセンスなんだろうか。

どんどん展示会に行って、色んなことを吸収していきたい。

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